増支部経典 第三集 三十一
比丘衆よ、子が家に在る父母を尊重する家には梵天在すなり、比丘衆よ、子が家に在る父母を尊重する家には先軌範師在すなり、比丘衆よ、子が家に在る父母を尊重する家には可供養者在すなり。
比丘衆よ、梵天とはこれ父母の称なり、比丘衆よ、先軌範師とはこれ父母の称なり、比丘衆よ、可供養者とはこれ父母の称なり、それは何故か、比丘衆よ、父母は子に対して多大の恩を施す、子を護り、養い、この世を見せしむ、
父と母とを梵天と 先軌範師と人は言う、
また子どもらの応供養 、 また人々を愛念す、
されば智慧ある人ならば、 父母に帰命し恭敬せよ、
食物または飲みものと 衣と及び臥具をもて
身に塗るとまた沐浴と、 また両足の洗滌と
智慧ある人は父母に、 かかる給仕を作すゆえに
現に人々彼を讃む、 死すれば天処の歓喜あり。