高橋将 「預言者ミカ」

預言者ミカ

預言者ミカ

世の中にこんな小説があったとは。
とても面白かったし、すばらしかった。

いったい、著者は何ものなのだろう。

この小説の主人公は、旧約聖書の十二小預言書の中のミカである。
ミカは、聖書からだけではどのような人物だったかは詳らかではないが、
本書では大胆に空想を織り交ぜて、しかし聖書の記述をしっかり踏まえて、
非常に面白い物語を描いている。

ミカとイザヤが力を合わせて、南ユダ王国の未曾有の危機に際し、その破滅を回避したというのは、実際にそのとおりだったろうと思う。

多くの人にお勧めしたい、素晴らしい名作である。
人生の糧となる一冊と思う。