ネット上で聞ける、徳島聖書研究会の聖書についての講話の中で、キリスト教の特徴として、
・死んだようになっている人が新しいいのちの力を得ることができ、復活することができる。
・人生のすべての問題の奥底にある罪の問題を、十字架の贖いによって解決する。
この二つの点を挙げていた。
(ルカによる福音書についての講話の最後の回)
なるほどと思った。
たしかに、この点は、キリスト教に特徴的なことのように思える。
もちろん、他のさまざまな宗教の教えなども、そのつど魂に活力を与えたり目ざめを与えることもあるかもしれない。
しかし、全く死人のように朽ち果てていた魂が、再び息を吹き返すほどに強烈ないのちを与えるのは、聖書のことばの力のような気がする。
また、十字架の贖いも、キリスト教に特徴的なことだろう。
どうにも、自分も、それこそ聖書的な表現をとれば、屈みこみ、砕け散った心の時に、不思議と詩篇や福音書の言葉は、魂にしみこむ気がする。
つらい時は他の本は全く頭に入らない時もあるが、詩篇や福音書の言葉というのは、そういう時に不思議と慰めや活力をもたらすものだ。
その点、聖書というのは、本当に不思議な書物だと思う。
おそらく、一生かかっても読みあきない稀有な本なのだろう。