- 作者: イエルク・シュタイナー,イエルク・ミューラー,大島かおり
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 1982/10
- メディア: 単行本
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「パパラギ」と似たテーマについて考えさせられる、すばらしい絵本だった。
やみくもに開発し、秩序と勤勉を最高の価値とする大きな島。
それに対して、のんびりと、分かち合い、自然とともに生きる小さな島。
はたして、どちらが最終的に長続きしたか…。
大きな島のような価値観だけで、この数百年、欧米や、その文明を受けいれた我々日本などはやってきたのかもしれない。
しかし、それが「いのちの掟」に背いているとしたら、この先どうなるのだろう。
本当は、「パパラギ」とともに、子どもよりも大人こそが真剣に読むべき物語かもしれない。