絵本 「パパラギ」

絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと

絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと


これはすごい。
とても面白い絵本だった。

1915年、実際にはじめてヨーロッパを訪れたサモアの酋長・ツイアビが、故郷に戻ってからヨーロッパで見聞きしたことを語った内容。

文明国の人にとっては当たり前となっていることを、非常にユーモラスに、くもりない眼で観察している。

腹をかかえて笑いながら、いかに我々の文明というのがこっけいなものか、何かしら大切なことを忘れ逸脱しているものか、はっきりと見せてくれる。

これほどの本はめったにないだろう。

ぜひ多くの人に読んで欲しい一冊。

自然や「感じること」を大切にすること。
そこから、この文明の病を少しずつでも治せるのかもしれない。