善導大師『阿弥陀如来を観想する教えの入口』(観念法門) 第三十二節
また、月灯三昧経には以下のように述べられています。
「仏の相好(身体の特徴)および功徳のある行いを念じ、さまざまな感覚器官がさまざまなものごとに触れて混乱したり動揺しないようにし、心に迷いがなく、仏法にかない、仏法を聞くことができれば、大海のような智慧を得ます。
智慧のある人は、この観想の集中を持続させ、想念を集中して実践するならば、歩き瞑想を行う場所において千億ものさまざまな如来を見、またガンジス河の砂の数のようにはかりしれない仏たちに遇います。」と。
また、この経典の文章が証拠となります。
これも、阿弥陀如来の高度な集中力によって阿弥陀如来を見る・阿弥陀如来に出遇う縁(見仏三昧増上縁)です。