スマナサーラ長老 「ブッダの幸福論」

ブッダの幸福論 (ちくまプリマー新書)

ブッダの幸福論 (ちくまプリマー新書)


とても面白かった。
ためになった。

「なぜ生きるか」よりも、「今なぜこれをやっているか?」を問うこと。

生きる意味を問うより「いかに生命に貢献するか」、「自分はそのために何をできるか」が大事。

ということが書かれてあって、なるほどーっと思った。

男女の恋愛について、その人の生命を完全に自分が面倒を見るという覚悟がある場合には良いけれど、そうでない場合は大体良いものは生まれてこないだろうという話も考えさせれた。

仏教では、五戒のうちの不邪淫戒、つまり相手の面倒に責任を持つ覚悟のない男女交際はやめときましょうという戒律を守っている方が、のちのちもしあわせが増すと考えるそうである。
大事な智慧と思う。

良い本だった。