先日、「クレープを二度食えば」という漫画を、十九年ぶりに思い出して探して手に入れて読み直した。
とてもなつかしくて、あらためて面白かった。
と、そんな感想をツイッターでつぶやいていたら、
なんと作者の方が私のつぶやきにコメントをくださった。
十九年前に連載を読んでいた頃には、まさか自分のコメントに作者の方がコメントつけてくれることが気軽にあろうなんて想像もしなかったものだ。
その漫画、SFもので、過去と未来を行き来するストーリーだったのだけれど、
思えば、いつの間にやら、十九年経つうちに、気付かないうちに私たち自身こそが未来社会に来ていたのかもしれない。
インターネットやツイッターなんて、パソコン通信は当時もあったとはいえ、当時からすれば未来社会のツールだったろう。
あの頃思い描いていた未来と、今の現実が一致するのか、
十九年前と比べて、日本は良くなったのか悪くなったのか、
私の人生もどうだったのか。
これはちょっと一概には言えない気がして、その間多くの苦労があったわりには、あまり変わり映えはしない気もするけれど、
たぶん、気付いていないところで、何かしら前に進んできたのだろうし、きっと良いこともたくさんあったのだろう。
何より、生きていれば、こんな思いもかけない、素敵なことだってあるわけだ。