- 作者: 禅文化研究所
- 出版社/メーカー: 禅文化研究所
- 発売日: 1992/10
- メディア: 単行本
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現代語訳で、盤珪禅師のいろんなエピソードや法話が載っているので、盤珪禅師に触れるにはとても良いわかりやすい一冊と思います。
ただ、法話などは、岩波文庫の原文の方が味わい深い気がする場合もあります。
でも、現代人にとって、現代語で盤珪禅師を知るきっかけになるには、とてもありがたい一冊ではないかと思います。
ちょっと驚いたのは、大石内蔵助が一時期盤珪禅師のもとで禅の修業をし、不生禅をある程度は会得していたというエピソード。
あんまり大石を論じる中で聞かない気がするけれど、大石のあのすごさの背景がもしそうだとすれば、納得のいく気がして、私にとってはとても面白いエピソードでした。