今日、再放送を見たのだけれど、とても良い番組だった。
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2016-07-31/31/24806/2204175/
ベトナム出身の僧侶・ティク・ナットハンについての特集の第一回で、明日第二回もあるそうである。
ベトナム戦争や、親友のキング牧師の死など、多くの悲しみを乗り越え、怒りではなく、慈しみと癒しの道を選択する道を切り開いてきたティク・ナットハンの静かな言葉と穏やかな優しい表情には、本当に教えられるものが多かった。
怒った時はすぐに反応せず、しばらく黙って自分の心を見つめ、怒らずに優しく自分や相手を抱きしめる気持ちを持つ、という話は、実際にやろうとすればとてつもなく難しいこともあるだろうし、ティク・ナットハン自身もベトナムの仲間が爆撃で亡くなった時やキング牧師の死の時は多くの時間がかかったようだけれど、本当に大切な貴重なか細い道なのだと思う。
ティク・ナットハンの拠点の、フランスにあるプラム・ヴィレッジは、桃源郷のような、いつか機会があれば行ってみたいところだと見ていて思った。
イスラエルとパレスチナの人々に対し、平和へのロードマップは政府はつくれず、自分自身の、ひとりひとりの心からつくるほかない、ということを述べていたのも印象的だった。