映画 「偉大な生涯の物語」


キリストの生涯を描いた映画。

今から半世紀前ぐらいの作品だけれど、とても良かった。

風景や景色がすごくて、ロケ大変だったろうなぁと思った。

「歩けない人は多い。
しかし、歩かない人はもっと多い。」

というキリストのセリフが心に残った。

ところどころ、福音書そのものというよりも、大胆な解釈で再構成してあったようである。

あと、印象的だったのは、キレネ人シモンが黒人だったこと。
考えてみれば、歴史的に見て、人類の十字架を最も背負ったのはユダヤ人と黒人だったと思うけれど、もしキレネ人シモンが黒人だったのならば、ユダヤ出身のイエスとともに、象徴的な図だったのかもしれない。

キリストの生涯は、本当に偉大な物語だったとあらためて深い感動を覚えた。