「母をたずねて三千里　二巻」

なつかしかった。

まだアルゼンチンに旅立つ前、ジェノバで日々健気に働くマルコと、ペッピーノ一座の出会いのあたりがこの巻には収録されている。

マルコが屋根を伝ってフィオリーナがマリオネットをしているところに行く時のこと、遠い昔に小さい時に見たのを覚えていた。
人間の記憶力ってすごいなぁ〜。
なつかしかった。

あと、原作にはないのだけれど、マルコの父の仕事の苦労や苦衷が本当によく描かれていて、その点も良い作品だなぁと本当に思った。
原作をふくらませて、とても深みのあるつくりになっている。
引っ越しのエピソードも。

本当に、あらためて名作と思う。