- 作者: ルイス・P.ガトマイタン,ベスパロッチャ・ドクトレロ,Luis P. Gatmaitan,こうむらしほこ
- 出版社/メーカー: ひくまの出版
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
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フィリピンの絵本。
戦争中は、日本の兵隊と友達だったという思い出を話してくれるおじいさん。
面白くて、優しいおじいさんだが、ある時から物忘れがひどくなり、ついに孫である主人公のこともわからなくなってしまう。
認知症の祖父を、それでも愛し続ける孫。
人の死と生は、大きな樹がやがて枯れても、その実から新しい樹が育っていくようなものだと、優しく諭す親。
そして、最後には再び一度孫のことを思い出して名前を呼んでくれた祖父。
老いや認知症という難しいテーマを、よく絵本にしてあったと思う。