絵本 「遣唐使物語 まなり」

遣唐使物語 まなり

遣唐使物語 まなり


遣唐使井真成葛井真成)を描いた絵本。

この絵本が言うとおり、命がけで隋や唐に渡って戻ってきた人々こそ、日本という国の礎を築いてくれた人々だったのだろう。

しかし、吉備真備らのように生きて無事に戻ってこれた人々もいた一方で、この物語の主人公の真成のように、志半ばで帰国できずに病やもろもろの理由で生きて帰れなかった人々もいたのだろう。

その両方の人の志があってこそ、今の日本があるのだと思う。

良い絵本だった。