絵本 「きたきつねのゆめ」

きたきつねのゆめ (北の森から)

きたきつねのゆめ (北の森から)


ある冬の日、獲物を追いかけていて見失ったきたきつねが、たまたま不思議な森を発見する。

その森は、木々が凍りついていて、月の光に反射して、きたきつねの目には次々と不思議な姿が見えた。

月の光に反射する森の木々が、鹿やオオハクチョウの姿に見えて、

やがて、遠い昔、小さい頃の、母と自分たち兄弟の姿が見えてきた。

と思ったら、いつの間にか、夜が明け、森の外に来ていた。

見ると、メスのきたきつねが遠くに見え、二人仲良くかけていくところで絵本は終わる。

とても詩情あふれる、すばらしい絵本だった。