- 作者: 手島圭三郎
- 出版社/メーカー: リブリオ出版
- 発売日: 2001/02
- メディア: 大型本
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ある冬の日、獲物を追いかけていて見失ったきたきつねが、たまたま不思議な森を発見する。
その森は、木々が凍りついていて、月の光に反射して、きたきつねの目には次々と不思議な姿が見えた。
月の光に反射する森の木々が、鹿やオオハクチョウの姿に見えて、
やがて、遠い昔、小さい頃の、母と自分たち兄弟の姿が見えてきた。
と思ったら、いつの間にか、夜が明け、森の外に来ていた。
見ると、メスのきたきつねが遠くに見え、二人仲良くかけていくところで絵本は終わる。
とても詩情あふれる、すばらしい絵本だった。