詩　「高みにある友人たち」

マキャヴェリは、
逆境の暮らしの中で、
毎晩きちんと正装し、
過去の時代の偉人たちと心の中で対話し、
偉大な著作を書き上げた。

過去の偉大な歴史上の人々は、
高みにある友人たち。
書物を通じて最良の対話をしてくれる。
最も賢い相談相手。

要は、その英知を、
自分自身が、
聞くか聞かないか、
それによる。

マルクス・アウレリウスや、
呉子や、
マキャヴェリや、
ペトラルカや、
デカルトや、
福沢諭吉に、
相談しながら生きていこう。

ただ、それぞれに、
メッセージはかなり違うはずなのだけれど、
一様にひとつのことを言っているような気がする。

それは、「高く生きよ」「真摯に生きよ」
という、そのことだ。

高く生き、真摯に生きる時、
私たちはおそらく、
古人に連なり、
自ら古をつくる。