和讃

和讃って面白いなぁとこの頃思う。

作者もいまいちよくわからないし、いまいち何を言っているのかよくわからないところもあるけれど、全体として、とても美しく深い中世の宗教的情緒があると思う。

昔の、中世や近世の人は、和讃などを通じて、理屈ではなく、豊かな宗教的情操が小さい頃から養われていたのだろうと思う。

和讃は日本の文学史上でも、ほぼ無視されがちなものだと思うけれど、豊かな心を育むという観点から言えば、もうちょっと見直されてもいいのではなかろうか。