- 作者: 石田徹也
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 大型本
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すごかった。
この感覚は、なんだかすごくわかる。
現代日本社会の、ぞっとするような一面。
人間が道具化され、機械化され、管理され、無理な型に詰め込まれている。
見たくないし、日ごろはっきりとは意識しないけれど、たしかにこの感覚はよくわかる、と誰しも思うような、現代日本社会の姿を痛烈につきつける作品の数々だと思う。
このありかたから、しかし、自分はどう生きていけばいいのだろう。
各自、自分で考えるしかないのだろう。
だが、その考えるための第一歩に、この石田徹也の絵の数々は、とても大きな参考になるのではないかと思う。
私達の現実は、いかに苦かろうと、大なり小なりこのような社会。
そのことを意識して、可視化しないことには、どうにもならないのだろう。