- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2004/10/23
- メディア: DVD
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もう見たのはだいぶ前なのだけれど、ふと思い出してレビューを書きたくなった。
それぐらい、だいぶ経ってからふと思い出して、心にとどめておきたくなる作品である。
板谷波山が葆光彩の陶磁器をつくりあげるまでを描いてあり、波山を榎木孝明がよく演じていた。
葆光彩が完成するまで、何度も挑戦し、貧窮の中家の雨戸まで燃やして薪にした姿、ほんの一点でも思わしくない箇所があれば、決して売り物にせずすべて割ってしまう姿は、本当に印象的だった。
芸術家や、あるいは他の仕事についても、本物の新境地を目指す人は、あのように厳しくあらねばならないのかもしれない。
心にのこる作品だった。