- 作者: メルヴィンモース,ポールペリー,立花隆,Melvin Morse,Paul Perry,TBSブリタニカ編集部
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本
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とてもわかりやすく、臨死体験に関する事例が客観的に集められていて、とても興味深かったです。
誰にでも、死んだ後には、愛と受容に満ちた「光」が見えるということ。
そして、そうした「光」に臨死体験で触れた人は、蘇生したあとの人生において、より愛と主体性を持って、知的に生きていくらしいこと。
臨死体験は、単なる薬物や幻覚とは違うらしいこと。
などなど、とても興味深く、勉強になった。
臨死体験だけでなく、亡くなる人はしばしば「臨終の幻」という、すでに先立った家族の幻を見たり、光の幻を見たりするらしい。
そのこともとても興味深かった。
著者が言うように、「臨終の幻」が、本人や家族にとって、死を受け入れることにとても役立つものならば、決して無下に退けたりせず、よく聞いて大事にすべき事柄のように思う。
臨死体験にしろ臨終の幻にしろ、本当によく生き、よく死ぬために、とても大事な知識だと思う。
生や死を考えるために、オススメの一冊。