今日は、太宰府の博物館であっている「契丹展」を見に行ってきた。
本国でもめったに展示されない契丹・遼の至宝の数々が今回は展示されており、楽しみに行ったのだけれど、本当に想像を超えた素晴らしさだった。
金・銀・琥珀・水晶などをふんだんに使った美しい工芸品の数々。
そして、亡くなった人への深い愛情を本当にうかがわせる素晴らしい木製の大きな棺や、刺繍や絵画など、千年近い時を超えて、本当に胸を打たれる素晴らしい展示だった。
私は個人的に、どういうわけか、女真族の金や契丹族の遼などの、十から十二世紀ぐらいの北方の王朝にやけに心惹かれる。
そういうわけで、今日ももう感無量で、本当に我一人のためというような、ありがたい展示企画だった。
いつか、契丹や女真あたりを舞台に、暇になったら時代小説を書きたいものだ。
常設展示の方も面白く、盤珪の「触知是心光」の書にうならせられたし、袋中上人展があっていて、袋中上人が書いた「南無阿弥陀仏」の名号や、上人の一代を描いた絵巻に善導大師が来迎する様子などが描いてあってとても興味深かった。
天満宮にもお参りしたら、ちょうど菊の花の展示会が境内であっていて、とても菊の花がきれいだった。
良い一日だった。