ルビコンの決断 最終回  7万人の命を救った奇跡の医療器具

(2010年9月記す)


ルビコンの決断」の最終回を見た。

「7万人の命を救った奇跡の医療器具 〜愛する娘が教えてくれた命のものづくり〜」
http://www.tv-tokyo.co.jp/rubicon/backnumber/100916.html

心臓病の娘をなんとか助けるために、全く医療知識のない、たまたま樹脂の小さな工場を営んでいた親御さんが、ものすごい辛苦の末にIABPバルーンカテーテルを開発するという話だった。

私の若くして亡くなった伯母も心臓病だったし、その娘さんが通っていた病院と同じ東京女子大病院に通っていたので、またその娘さんが亡くなった年が私の家族の一人が亡くなったのと同じ歳だったので、なんだか他人事には思えず思わず涙。

御両親はさぞかし大変だったろうし、おそらく体験のない人にはとてもわからない苦労だったろうけれど、七万人近くの人の命を救う技術の開発に至り、今も医療のために基金をつくったり仕事に励んでいる姿に、とても胸を打たれた。

人生は時にあまりも過酷で残酷だけれど、人はなんと健気で立派にも生きうるものかと思う。

ルビコンの決断」は本当に良い番組だったから、終わってしまったのが残念だ。
また同様の番組がそのうち始まって欲しい。

多くの立派な人の立派な生き様のように、私も少しは世の中のお役に立てることを自分なりに目指さないとなぁ。

人は苦しい時にも、人のために役立ち尽くそうとするところに、本当の輝きもあるのかもしれない。