安井息軒のことば

「我が任は六経を極め大道を明らかにし、以って人心を啓発するにあり。
不幸にしてわが道行われずんば、すなわちこれを文字に遺して知己を後世に求むべきのみ。
区々たる毀誉の如き、なんぞ意に介するに足らんや。」

「志気は鼎(まさ)に盛んにして、眼は一世を空しくす。
誓いて人の為す能わざる所を為さんと欲す。」

(安井息軒)