絵本 「ヤクーバとライオン」

ヤクーバとライオン (1) 勇気 (講談社の翻訳絵本)

ヤクーバとライオン (1) 勇気 (講談社の翻訳絵本)

ヤクーバとライオン 2 信頼 (講談社の翻訳絵本)

ヤクーバとライオン 2 信頼 (講談社の翻訳絵本)

これはすごい迫力の絵本だった。

勇気とは何か。

本当の勇気とは何か。

そのことを、どんな本よりも力強く語る絵本だと思う。

この二巻もすばらしく、二冊合わせて読むととても感動するので、ぜひ一巻・二巻合わせて多くの人に読んで欲しい。

絵本 「名前のない人」

名前のない人 (The Best 村上春樹の翻訳絵本集)

名前のない人 (The Best 村上春樹の翻訳絵本集)


とてもミステリアスで、面白い絵本だった。

不思議な鮮烈な印象を残す名作。

多くの人にオススメの、面白い絵本である。

絵本 「ルリユールおじさん」

ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)

ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)

ルリユールおじさん

ルリユールおじさん


とても良い絵本だった。


一冊の本をつくるには、これほどの手間や工程がかかっているのだと、あらためてとても感じ入る。


「あの木のように大きくなれ」


「名をのこさなくてもいい、ぼうず、いい手をもて」


「本は時代を超えてそのいのちが何度もよみがえる」


というメッセージは、とても心に響いた。


ルリユールはフランス語で本の装丁や修理のことらしいが、


「もう一度つなげる」


という意味もあるらしい。


パリの風景の絵の数々も、私は一度しかパリに行ったことがないけれど、本当にとても雰囲気がよく出ていて、なつかしく思われた。


素晴らしい一冊だった。

絵本 「ぼくはだれもいない世界の果てで」

ぼくはだれもいない世界の果てで

ぼくはだれもいない世界の果てで


「自然の風が恋しいんだ」

というメッセージが、本当うなずかされた。

やたらとレジャーランドや遊園地やゲームなどの人工的な刺激を与えられるより、自然の中で、孤独を大切に、自分で想像力を働かせることの方が、本当は人間にとってとても大切で幸せである、ということを、あらためて考えさせられる。

良い一冊だった。

絵本 「ラストリゾート」

ラストリゾート

ラストリゾート


これはすごい絵本だった。

というより、明らかにこれは、子ども向けというより、大人向けの絵本だと思う。

想像力(心の目)を見失ってしまったと自分で思った作家が、それを取り戻すために、地の果てにある不思議な宿屋「ラスト・リゾート」に行って宿泊する。

そこに次々に現れる、なつかしくも不思議な人々。

とてもなつかしいような、そしてあらためて多くのことを思い出させられ、新しいものを心にかきたてられる、本当に不思議な絵本。

繰り返し読みたい。