かれえだ (絵本アフリカのどうぶつたち第2集・ゾウのかぞく)
- 作者: 吉田遠志
- 出版社/メーカー: リブリオ出版
- 発売日: 2001/08
- メディア: 大型本
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ゾウのシリーズの最後の巻。
たくさんの群れとなったゾウは、再び元の場所に戻るために長い旅に出る。
その途中で、旅の途中で亡くなった仲間の御骨を拾い、新たに住む森のところまで運ぶ。
あとがきにあるが、実際にゾウは、仲間の骨を500〜600メートル移動させたり、骨の上にかれえだやかれ草をのせることがあるそうである。
また、なんと、ライオンに子どもゾウを殺された親ゾウがそのライオンを倒して仇を討ち、自分の子どものゾウの亡骸の横に倒したライオンの亡骸を並べたという事例があるそうである。
死者を悼むのは人間だけでなく、ゾウにも深い真心がある。
そのことに深く胸を打たれる。