『はだしのゲン』を貫くメッセージは、「麦のように踏まれてもまた生えてくる逞しい人間になれ」、ということである。
子どもを無菌状態に保つことより、そのような逞しさを養うことこそが、本当の子どもへの愛情だと思うが、逞しい麦よりもひ弱なロボットを好むのが自民党とその支持者なのだろう。
『はだしのゲン』には、アメリカの組織であるABCCやキャノン機関についての、あんまり知られていない、非常に腹立たしい歴史がとりあげられている。
自称愛国のネトウヨの方々がゲンを嫌うのは、アメリカの非情さや蛮行を暴かれたくないというアメリカへの忠義立てがあるのかともふと思う。
図書館戦争のメディア良化法じゃあるまいし、自由にはだしのゲンも読めない世の中なんてまっぴらである。
自由こそ宝。
はだしのゲン ほとんどの小中学校で閲覧不可
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013959441000.html