絵本 「りんごかもしれない」

りんごかもしれない

りんごかもしれない


とても面白い絵本だった。

一個のりんごから、どれだけさまざまな連想や想像や物語を紡ぐことができるか。

物事にはいろんな見方があり、いろんな角度から、そしていろんな背後を、いくらでも想定できる。

大人になると、人はとかくそのことを忘れ、何にも感動も想像力も欠如し、機械的に当たり前のこととしてしか物事に反応しなくなる。

しかし、それは本当はとてももったいないことだし、実はこの世界は、一個のりんごからも、いくらでも豊かに感じうるのだと思う。

良い絵本だった。