- 作者: フランソワプラス,Francois Place,寺岡襄
- 出版社/メーカー: ブックローン出版
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
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全くの架空の話なのに、やけにリアルな感じがする物語。
あるイギリスの科学者が、ビルマの奥地の巨人族の地をたずねて冒険し、困難な旅路の末に巨人族の地にたどりつく。
そこでの日々と、その後…。
とても面白かった。
今も、スリランカやタイの山奥には、ほとんど人が一度も入ったことがない、どうなっているのかわからない密林があるという。
できれば、そこも、そのままにして、あんまり人が足を踏み入れない方がいいのかもしれない。
科学や冒険というのは、時に残酷なものだ。
そっとしておく方が良いものもこの世にはたくさんある。
そんなことを考えさせられる、不思議な物語だった。