2010-11-20 真木和泉のことば 士の重んずることは節義なり。 節義は例えていえば、人の体に骨あるが如し。 骨なければ首も正しく上に在ることを得ず、手も物を取ることを得ず、足も立つことを得ず。 されば人は才能ありても学問ありても、節義なければ世に立つことを得ず。 節義あれば不骨不調法にても、士たるだけのことにはことかかぬなり。 (真木和泉)