(2008年 永代経の御法話のメモ)
金子大栄
生死問題とは、
1、 生死問題とは、死に脅かされないような生き方を求めること
2、 いつ死んでもいいという安心と同時に、いつまで生きてもよいという用意のできる道を求めること
3、 生きていける道が、そのまま死んでいける道であるような道を求めること。
単なる有用性の問題とはまったく別の問題としての、生死問題の持っている意味。
本当の覚悟というのは、いつでも平気で死ねるということではなくて、いつでも平気で生きていけるという覚悟のこと。
死の解決とは
1、 死んだらどうなるのか
2、 死ぬ時はどうすればいいのか
3、 死ぬまでのいのちをどう生きればよいか
これらの答えを知るのが、死の解決ということ。
これらについて、信心の面から解決を説き、本願念仏の御信心をいただけば、
1は、浄土で仏になる。
2は、平生業成で、今のそのままで何もいらないこと。
3は、如来中心の生活。
と。