悔いのない投票を

7月10日の投票日、あるいはそれ以前の期日前投票で、各人、悔いのない投票をしよう。
せっかくの国民主権の行使の機会をむだにせず、自分の持っている一票を生かそう。
この国の未来を、思考停止の組織票や権力にのみ盲目的に従う連中に任せてなるものか。


あきらめずに闘っている人々がいる。
それらの人々の言葉や姿を見ていると、そのことに胸打たれる。
安倍自民党がいかに圧倒的に強い力を誇っていようとも、あきらめずに闘おう。


日本国憲法の第九条は、パリ不戦条約を下敷きにしている。
パリ不戦条約は、第一次世界大戦の犠牲の上にできた条約である。
そう考えると、一次大戦のことも、私たちは忘れてはいけないことだと思う。


あの時、もっと早くに抵抗していれば。
もっと早くに、別の道を支持していれば。
歴史を見ていると、そういう岐路がままある。
今の日本も、そうではないか?


私たちが当たり前のように享受してきた、憲法・平和・人権。
そんなものが、今、足跡から壊されようとしている。
参院選がその一里塚となるかどうか。
あるいは、壊されてきた道から、建てなおす道に歩き直す一歩となるか。
いま、その一歩が、一人一人に問われている。


この大変な時に、憲法改正なんて馬鹿げたことに何百億円以上もかけて国民投票をやって、政治の貴重なエネルギーと時間を消耗させるわけにはいくまい。