- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: DVD
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テレビであっていたので見たら、けっこう面白かった。
いろんなエピソードに、多少脚色を加えながら面白くまとめていた。
あらためて、幕末における福沢諭吉らの青春の情熱が、なつかしいような、慕わしいような、そんな気がしてならなかった。
幕末において、福沢諭吉は長州征伐や上野戦争や戊辰戦争に、一切弟子が関わらないように努めた。
今の言葉で言えば、戦争ボイコットであり、良心的兵役拒否だった。
そんな戦場の暴力より、学問により、言葉と弁舌によって文明を築いていくことを目指していた。
その姿勢は、今あらためて新鮮な感動を覚える。
この映画では、脇役の榎木孝明演じる奥平外記(奥平壱岐がモデルになっていると思われる)や、哀川翔演じる中条などが、とても面白かった。
時代に振り回されず、しっかりと自分の道を歩んだ福沢諭吉の姿勢は、あらためて見習いたいと思った。