映画 「福沢諭吉」

福沢諭吉 [DVD]

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テレビであっていたので見たら、けっこう面白かった。

いろんなエピソードに、多少脚色を加えながら面白くまとめていた。

あらためて、幕末における福沢諭吉らの青春の情熱が、なつかしいような、慕わしいような、そんな気がしてならなかった。

幕末において、福沢諭吉は長州征伐や上野戦争戊辰戦争に、一切弟子が関わらないように努めた。
今の言葉で言えば、戦争ボイコットであり、良心的兵役拒否だった。

そんな戦場の暴力より、学問により、言葉と弁舌によって文明を築いていくことを目指していた。

その姿勢は、今あらためて新鮮な感動を覚える。

この映画では、脇役の榎木孝明演じる奥平外記(奥平壱岐がモデルになっていると思われる)や、哀川翔演じる中条などが、とても面白かった。

時代に振り回されず、しっかりと自分の道を歩んだ福沢諭吉の姿勢は、あらためて見習いたいと思った。