絵本 「星の使者」

星の使者―ガリレオ・ガリレイ

星の使者―ガリレオ・ガリレイ


ガリレオ・ガリレイの生涯を描いた絵本。


ピーター・シスの絵本はいつも本当にすばらしいけれど、この絵本もとても良かった。


自分の頭で考えること。
自分の眼で確かめること。


そのことの大切さやかけがえのなさと、勇気を、あらためて教わる気がする。


ガリレオの以下の言葉は、現代人にとっても、本当に大切なメッセージだろう。


「自分が信じたいことだからといって、なにも考えずにうのみにするのはおろかなことです。なぜみずから考え、判断する自由を放棄し、わたしと同じようにあやまちをおかすおそれのある他人にたよらなければならないのでしょうか。」


「科学においては、多くの人が信じているからといって、正しいとは限りません。たったひとりの知性が、火花のようにきらめいて、真実を照らしだすこともあるのです。」


「深く考えなければならないことがらにかぎって、理解が浅く、知識がとぼしい人ほど、結論をいそぎたがるものです。」