萩尾望都 「王妃マルゴ」

王妃マルゴ 5 (愛蔵版コミックス)

王妃マルゴ 5 (愛蔵版コミックス)

萩尾望都王妃マルゴ』を五巻まで読み終えた。フランスのユグノー戦争の頃の歴史を、本当によく描いていると思う。この漫画だと、マルゴはかわいそうなところもあるし、大変な境遇の中で自分なりの愛を生きようとしていたんだろうなぁと思う。ナヴァル公アンリも、この狂気の時代の中で正気を保っていて、やっぱフランス史上稀に見る人物だったんだろうなぁと思う。昔、パリのマルゴの館だったサンス館や、アンリが暗殺された場所に行ったことがあるけれど、またいつか訪れてみたくなった。