古本屋でたまたま見つけたのだけれど、とても良い本だった。
イエスのことばの本質を、伝達の言葉ではなく、なんらかの方向性を示すものとして受けとめ、またエゴイズムの否定にその本質を見いだしている。
さらに、政治にも個人のみの救済にも偏らず、神との本来的な関わりをひとりひとりに問い直すものとして、イエスのことばを受けとめている。
とても納得がいく解釈と思う。
増補版も出ているようなので、そのうち手に入れて読んでみたい。
- 作者: 八木誠一
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 1977/01/01
- メディア: 単行本
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