八木誠一 「イエスと現代」

古本屋でたまたま見つけたのだけれど、とても良い本だった。

エスのことばの本質を、伝達の言葉ではなく、なんらかの方向性を示すものとして受けとめ、またエゴイズムの否定にその本質を見いだしている。

さらに、政治にも個人のみの救済にも偏らず、神との本来的な関わりをひとりひとりに問い直すものとして、イエスのことばを受けとめている。

とても納得がいく解釈と思う。

増補版も出ているようなので、そのうち手に入れて読んでみたい。

イエスと現代 (NHKブックス)

イエスと現代 (NHKブックス)