萩尾望都 「トーマの心臓」

トーマの心臓 (小学館文庫)

トーマの心臓 (小学館文庫)

心に残る作品だった。

最後まで読むと、けっこういろいろ考えさせられる。

自分の来し方をいろいろ反省させられた。

なかなか、人は誰しも不器用で、愛を受け容れることも、与えることも、必ずしもうまくできない時もあると思う。

しかし、心の戸口に立っていつも戸を叩き続けている、「愛」ということに気付くか、気付かないか。
あるいは、気付いて戸を開けるかどうか。

それが、人生には、自分自身にとって、とても大切なことなんだろうなぁと思う。