三一一

安倍さんが被災地の「心の復興」ということを言っていた。
しかし、本当に心を復興しないといけないのは、日本全体だろう。
そして、心の復興のためには、聖書や仏典をきちんと各自が読むしかないと思う。
虚偽や根拠なき誹謗を続け律法に違反してきた首相以下の罪人に満ちた今の日本全体が悔い改めないとと思う。


三一一のあと、美しい心の人も、醜い心の人も、随分リアルにもネット上にも見かけた。
一身を顧みず忍耐強く助け合い、日本の今後のために尽くす人もいれば、他への根拠なき誹謗に明け暮れる人もいた。
どちらも日本の一つの姿なのだろう。
少しずつ後者を減らし、前者をより育み守りたいものだ。


聖書にはこんな言葉がある。


「あなたは根拠のないうわさを流してはならない。 悪人に加担して、不法を引き起こす証人となってはならない。 」
出エジプト記 第二十三章 一節)


この律法に反している人を、三一一後、山のように見てきた。
根拠のない誹謗をしないという倫理だけは、本当に確立して欲しいものである。


とはいえ、日本は素晴らしい面もあると思う。
キッシンジャーが震災後一年かそれぐらいの時にテレビで言っていた言葉をよく覚えている。
あれほどの大震災に際して、日本のような秩序ある振る舞いができる国はこの世界に他にはどこにもない、と。
未曾有の震災に際し、一糸乱れず協力し合い、秩序を保った日本は、やはり奇跡の国なんだと思う。

本当の意味での人間の復興、心の復興を果たし、良い意味で、この国をつくりなおすことは、きっと我々にはできると思う。


「もう一度日本を改めて創るんだ、そういう覚悟でこの危機に一緒に立ち向かっていこう」


「未来の日本の本当に、あの時の苦難を乗り越えて、こうした日本が生まれたんだと言えるような、そういう取組みをそれぞれの立場で頑張ろう」


ある人の、三一一直後の言葉を、あらためて思う。
まだまだ道半ば。


あれから三年。
もう一度日本をつくりなおすための道は、まだまだ道半ば。