聖書の「詩篇」のエスペラント語を読んでいると、とても新鮮な喜びを感じる。
どうも、日本語や英語は慣れ過ぎてしまっていて、本来はもっと新鮮に感じるべきことをついついうっかり読み過してしまうのだけれど、エスペラント語だと非常に新鮮に当たり前のことまでもが響く。
たとえば、詩篇の第百篇。
“Psalmo de dankado.
Ĝoje kriu al la Eternulo la tuta tero!
Servu al la Eternulo kun ĝojo,
Venu antaŭ Lian vizaĝon kun kanto.
Sciu, ke la Eternulo estas Dio;
Li nin kreis, kaj al Li ni apartenas,
Lia popolo kaj ŝafoj de Lia paŝtejo.
Eniru en Liajn pordegojn kun dankado,
En Liajn kortojn kun laŭdado.
Gloru Lin, benu Lian nomon;
Ĉar la Eternulo estas bona;
Lia favorkoreco estas eterna,
Kaj de generacio al generacio daŭras Lia fideleco.”
エスペラント語から直訳すると、
「感謝の詩篇。
喜びながら永遠者に対して叫びなさい、すべての大地よ!
喜びとともに永遠者に仕えなさい、
歌とともに彼の御顔の前に来なさい。
知りなさい、永遠者が神であることを。
彼が私たちを創ったことを。
そして、私たちは彼に属していることを。
(私たちは)彼の民、彼の牧草地の羊たち。
感謝とともに彼の門の中に入りなさい。
讃美とともに彼の庭の中に。
彼に栄光を帰し、彼の名を祝福しなさい。
なぜならば、永遠者は善だからである。
彼の恵み深き心は永遠だからである。
そして、彼の真心は世代から世代に続いているからである。」
といった感じになる。
和訳の聖書とはまたちょっと違う趣きがある。
エスペラント語にすると、より明晰に感じられるのが面白い。