「聖書人物記」

図説 聖書人物記:絵画と家系図で描く100人の物語

図説 聖書人物記:絵画と家系図で描く100人の物語

聖書のほとんどの人物について、いろんな昔の画家の絵画の写真とともに解説してあって面白かった。

感心するのは、長い西洋の絵画の歴史には、だいたい聖書のどんなあんまり有名ではない人物まで、必ず誰かが描いた絵があるということである。

レンブラントやギュスターヴ・ドレなどは、本当にたくさん聖書のいろんな場面を描いている。

自分が聖書を読んでいて想像していた姿とだいぶ違う絵も多いし、あんまりそれほど心が動かされない絵も多いけれど、その中で、エル・グレコの「悔悛する聖ペテロ」の絵は本当にすばらしかった。
ペテロを描いた絵の中でも、最も胸を打たれる絵だと思う。

良い一冊だった。