絵本 「滝のむこうの国」

滝のむこうの国 (今昔物語絵本)

滝のむこうの国 (今昔物語絵本)


今昔物語をもとにした、とても面白い絵本だった。
ある貴族が、友人の陰陽師からあんまり遠くに行かないようにと言われるのだけれど、庭からどんどん歩いて行って、桃を食べたりしているうちに、どんどん遠くに行ってしまい、滝の向こう側の不思議な世界に行ってしまう。
と、かつて助けた鹿だったというお地蔵様が助けに来てくれて、このまま行くと本当に戻ることができないあの世に行ってしまうと教えてくれ、陰陽師も迎えに来てくれ、なんとか元の世界に戻ることができる。
なんとも不思議な、とても面白い物語だった。
この世のどこかには、今でもそんなところがあるのかもしれないと思うと、なかなか楽しい気もする。