選挙にGO!! 自民にNO!!

選挙も後半戦。
一人一人が、この国の将来について、真剣に考えるべき時である。


アリストテレスは、中間層こそ健全なる民主制に不可欠と述べた。
その後の政治思想も、この影響を強く受けてきた。
一方、昨今の日本は、小泉政権といい、安倍政権といい、中間層を切り崩し、非正規雇用二千万の日本をつくってきた。
その結果、民主制そのものも危機に瀕している。


ある人が、貧しさというのは、物質的に貧しいだけでなく、希望が乏しいこと、あるいは希望がないことが一番苦しい、ということを言っていた。
正規雇用が二千万人を超えた。
かくも多くの人が不安定で、希望が乏しい社会。
それでも国民は自民党を支持し続けるならば、ますます希望は乏しくなるだろう。


民主党は、参院マニフェストで、「中間層を厚く、豊かに」ということを掲げている。
http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2013.pdf  
共産党も、雇用や労働の問題に全力で取り組むことを明確にしている。


一方、自民党は、「世界で一番企業が活躍しやすい国」を掲げている。
さらに、限定正社員という解雇自由の新たな制度の導入も目指している。


自民党の政策では中間層はますます崩壊し、勝ち組と負け組ばかりの世の中になる。


アメリカは決して外部から破壊されることはないだろう。もし我々が自らよろめき、自ら自由を失えば、その原因によって自分で自分を滅ぼすことになるのである。」


リンカーンはそう言った。
日本も全く同じである。
日本を滅ぼすのは中国でもアメリカでもない。
もし滅びるとしたら、滅ぼすのは、自由や中庸や思慮を忘れた他ならぬ我々自身である。


米議会調査局は今年の五月、安倍さんのことを「強固なナショナリスト」と警戒感を示し、「歴史修正主義にくみし」近隣諸国と摩擦を起こしていると指摘した。
菅・野田政権の頃の方が、オバマ政権との関係は信頼関係が築かれ、良好だった。
安倍首相で日米関係はかえってマイナスになっている。


TPPに関しても、自民党は結局よくわからない。
自民党の「TPP参加の即時撤回を求める会」は、なんと240名も国会議員が参加している。
http://ameblo.jp/tpp-tekkai/entry-11476243807.html 
もしそれが本気ならば、安倍さんを引きずりおろすか、自民党から出て行くべきである。
そうでないならば、単なる口先で地方の農家をだますための嘘であることは明白である。


自民党に、地方の人はTPP反対、都市の人はTPP参加を求めている。
全く矛盾した期待には当然同時には応えられない。
当然のことだが、地方の人々の反TPPの意向は、今までと同様、軽く安倍政権によって無視されるだろう。
それがわかっていて自民党に投票する農家の人々は一体何なのか甚だ疑問である。


自民党には「政権担当能力がある」と言っている人に尋ねたい。
だったら、どうしてこんなに財政赤字天文学的に増え、この二十年、国力は落ち続け、自殺者数は三万人以上だったのか?
自殺者数がやっと減ったのは民主党政権になってからである。
税と社会保障の改革を成し遂げたのも民主党である。
自民党よりかはよほど民主党政権の方が、自殺者数も減り、未来のための政策を実行しており、成果もあがっている。


民主党政権脱原発財政再建に努めた。
「未来をおもんぱかる」からこそである。
真の愛国者である。
それに比べて、安倍自民党政権は、原発再稼動に大量の国債発行、まさに「未来をくいつぶす政治」。
国民はどちらを選ぶのか。
選び続けるのか。


昨年の自民党の総裁選で、安倍さんはなんと公約に、「脱原発依存」を掲げていた。
http://www.s-abe.or.jp/wp-content/themes/politicianA/img/seisaku2012.pdf 
いま、原発再稼働に血道をあげているが、安倍さんの支持者は、この安倍さんの二枚舌をどう思うのだろうか?
安倍さんの支持者、および自民党の支持者の神経はどうなっているのだろう。
民主党は別に消費税を上げないとは一言もマニフェストに書いていなかったのに散々叩かれたものである。


さらに、「原発事故子ども・被災者支援法」ができてから一年が経つが、実現したのは高速道路無料化のみだ。
自民は民主党政権の頃は復興が遅れているとしょっちゅう文句を言っていたが、政権発足から今まで自分たちは何をやっていたのだろうか?
http://shiminkaigi.jimdo.com/


311からわずか二年。
もうほとんどの有権者は、あの大きな被害を忘れ、原発再稼働に血道をあげる自民党を支持するのだろうか?


自民は原発推進、民主は反対 (朝日・東大谷口研調査) - 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0710/TKY201307100483.html
311を忘れてない心ある日本人よ、間違っても自民党に投票すべからず!
民主か共産か、自民に歯止めをかけてくれる政党に投票すべきである。


菅政権が再エネ法を実現してくれたおかげで、2013年、太陽光だけで原発5〜7基分の発電設備が誕生する。
http://kobajun.chips.jp/?p=11897
文句ばかり言っている連中より、菅さんが実現してくれたことの成果が、どれほど今日本の未来をつくりつつあるか。


これほど巨額の財政赤字をつくりあげてきた自民党が、三年間下野しただけでみそぎを済ませてつもりになり、また野砲図な公共事業のばら撒きをしている。
十年間で二百兆の国土強靭化など、この財政ではありえないが、それでも支持する人たちは、国の財政のことなど何も考えてないのだろう。


そのうえ、アベノミクスで本当に景気が回復しているのかも疑わしい。
以下のブログ、
半田伸明『アベノミクスは成功なのか?失敗なのか?』
http://ameblo.jp/handanobuaki/entry-11569002264.html
では、「アベノミクスと大騒ぎした割りには、実はただの戻り上昇でしかなかったのです。」と分析している。
つまり、実は全体として下降し続けている、とのことである。
グラフで見るとわかりやすいが極めて説得力がある。


大半の消費者の実感としても、賃金は上がらないのに、物価がじわじわと上がっていることになんとも圧迫感を感じているのではないか。
参院選で安倍政権が大勝すれば、その流れはさらに加速化しかねない。


「棄権することは、その選挙で勝った党に「白紙委任」という名の最大限の支持をしたというのと同じだ」
と、7月14日付の西日本新聞で、藻谷浩介さんが述べていた。
まったく同感。
みんなで投票に行き、土建ばら撒き・原発再稼動・九十六条改正にNOを突きつけよう!


「今は名前を知られることのないひとびと。 わたしは、かれらを知ることがなかったが、かれらの子孫のひとりであることを誇りとしている。かれらの生涯、その力強さ、その勇気に値するようになれることを、わたしは念願としている。」
ジュリアス・レスターはこう言った。
我々もまた未来の世代にとってそのようであろう。


【次の参院選の争点は「自民党にフリーハンド(自由裁量)の権力を持たせるかどうか?」】
http://d.hatena.ne.jp/elkoravolo/20130702/1372773411


選挙にGO!! 自民にNO!!
Never never never give up!!