- 作者: 長田弘
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: 単行本
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長田弘『幸いなるかな本を読む人』を読んだ。
何冊かの本についての詩集である。
本を詩に詠むというのも、新鮮で、良かった。
以下の言葉が心に残った。
「読むことは歩くことである。」
「人は死ぬが、よく生きた人のことばは、死なない。」
「人生は、何で測るのか。
本で測る。一冊の本で測る。
おなじ本を、読み返すことで測る。」
「読むとは、古いことばを
新しいことばに更新すること、
古い意味から、新しい意味をとりだすことである。」
「芸術とは人生との和解」
「新しい真実なんてない。
変わらない真実が忘れられているだけ。」