絵本 「美しの里」

美しの里

美しの里


すばらしい絵本だった。

ある日、主人公は、桃源郷のような美しい場所にたどり着く。

そこで、美しいものを見ているうちに、善い心や信じる心を取り戻していく。

その先に、さらに美しい場所があり、そこを「美しの里」という。

いのちとは美、歓び。
人は美しいものに触れた時に、いのちの本来の善さを思い出し、再び信じ、取り戻す。

仏教における浄土や、キリスト教における神の国などは、きっとこの「美しの里」のようなものであり、それぞれの時代や文化において表現されたものなのだろう。

多くの人に読んで欲しい、素晴らしい絵本だった。