絵本 「灯台守のバーディ」

灯台守のバーディ―希望の灯を守った少女の物語

灯台守のバーディ―希望の灯を守った少女の物語

良い絵本だった。

灯台の火を絶やさないためには、芯を切りそろえたり、油を足したり、けっこう大変なようである。

十九世紀、地道に灯台を守り、多くの人のいのちを救った人が、アメリカのあちこちの岬にいたそうだ。

この物語は、そうした人々の話をいくつかまとめて書かれた、ある少女の物語。

人生は、この世界は、その持ち場持ち場で、一見地味でも、きちんと自分の使命を守る人によって、守られ、照らされているのだと思う。

あらためてそのことを教えてくれる、良い一冊だった。