ささいなことで怒らない心のつくりかた
http://www.sinkan.jp/news/index_3494.html
この記事に書いてあることも、おそらくは良いことなのだろうし、この本もおそらく多々良いことが書いてあるのだろうけれど、自分の場合の方法は以下のもの。
・一年経った時のことを考えて、一年後の気持ちで振り返ってみる。
・歴史上の忍耐強かった人のことを考えて、それらの人ならばこの状況でどう考えたどう行動したろうかということを思ってみる。
・とりあえず、別のことを考えたり、他のことをいろいろやって、怒りの対象から心を遠ざける。
・慈悲の瞑想をやる。
・忍耐忍耐と自分に言い聞かせる。
自分はまだまだ不完全な人間なので、あんまり上記のことを完璧にはできてないけれど、試した範囲ではわりと自分なりにしないよりかは効果があったような気がしている。
あと、これは以前、講演会でダライラマに直接質問して答えてもらった時に聴いたことなのだけれど、私が「不安や心配をなくすためにはどうすればいいでしょうか?」と質問したところ、
「どうにかなることには、事態が改善するように努力すればいいので心配する必要はありませんし、どうにもならないことは、やはり心配しても仕方がないので、心配する必要はありません。」
とユーモラスに答えておられたのを思い出すと、不思議と心配事も、怒りも、消えてなくなる、あるいはだいぶうすれる気がする。
この「心配する必要はない」の部分は、「怒る必要はない」に言葉を入れ替えても、全くそのまま同じことになると思う。
どうにかなることならば、冷静に穏やかに努力して対処すればいいので、怒る必要はないし、どうにもならないことは、怒っても仕方ないので、やはり怒る必要はないのだろう。
怒りというのは、たいていの場合は、自分の心にとって害になる、あまり良いものではないのかもしれない。
怒りによって自分にも周囲にも何も良い効果を生じさせることがなく、悪い結果が生じるということを観察することも、怒りを鎮め、事態を冷静に対処するために、役に立つことのように思う。