心を守ること
洋の東西を問わず、本当の宗教というのは、「心」の大切さに気付いているものだと思う。
箴言に、以下のような箇所があって、これはダンマパダと全く同じだなぁと思った。
Above all else, guard your heart,
for everything you do flows from it.
(Proverbs 4.23)
何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。
(箴言 第四章 第二十三節)
英訳の方だと、直訳すれば、
「他の何よりも、あなたの心を守りなさい。
あなたが行うすべてのことは、心から流れ出すものだからである。」
という訳になっている。
ダンマパダにもとてもよく似たことが言われている。
とても大事なことだと思う。
なるべく、良いもの、正しいものを見たり聞いたりし、語り行い、悪いものは見ず、聞かず、もし見て聴いたならば無批判に受け取ったりせず、ましてや自分は悪いことを言わず行わず、ということが、生きていく上では大切なのかもしれない。
「心を守る」ということは、意外と難しいことなのかもしれない。
古代イスラエルにしろ、古代エジプトにしろ、古代インドにしろ、つまるところはこのことに気付くのが智慧であり、叡智だったのだろう。
インターネットなどを見ていると、すばらしい古典を無料で読んだり聞いたりできるようなすばらしい面もあれば、誹謗中傷やデマの溜まり場のような部分もある。
結局、自分の心を守るのは自分自身であり、膨大な情報において、どのように心を守り取捨選択していくかも、その人自身なのだろう。
心から自分の人生のすべてのことが流れ出すことを理解すれば、なるべく汚染されないように、大事に守ることは、誰でも心がけることなのかもしれない。