- 作者: レオ・レオニ,谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 好学社
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 大型本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
とてもかわいらしい絵本だった。
ある日、へんてこりんな姿になっている自分に気づき、街を捨てて野原にいったねずみ。
田舎の野原のねずみたちに出会う。
自分のことを彼らはねずみとは気付いてくれまいと思うが、同じねずみとしてあたたかく彼らは接してくれる。
そして、野原のねずみの仲間に入るための三つのテストを受けるが、主人公はどれもできずに落第してしまう。
しかし、たまたま襲ってきた猫から、野原のねずみの中の一匹とともに、主人公は逃げることに成功する。
その結果、みんなから称賛され、迎え入れられる。
という物語。
多少姿かたちは違っても、同じ仲間として接することが、あとで自らの身も助けることになる。
また、いろんな試験にはうまくあわなくても、他のところで才能を発揮することもある。
そんなことを考えさせられる、良い絵本だった。