
- 作者: 手島圭三郎
- 出版社/メーカー: リブリオ出版
- 発売日: 2002/01
- メディア: 大型本
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はいたかは、小鳥をつかまえて食べる小さなたかの一種だそうである。
この絵本では、はいたかが、いろんな小鳥を追うが、なかなか捕まらず、カラスの群れに追われたり、吹雪に必死に耐えたり、植えに苦しみながら、最後はなんとか小鳥を一羽つかまえる様子が描かれる。
いかに、はいたかが一生懸命生きているか。
絵本を読みながら、生きることの大変さと必死さに胸を打たれた。
通常、どうしてもリスや小鳥などのかわいい生きものに意識が向かうし、そっちを主軸に考えてしまうけれども、はいたかのような捕食者の方も、それぞれに大変な思いをして必死に生きているのがこの自然界なのだろう。
それらをあるがままにしっかりと描いている手島圭三郎さんの筆力は、本当にすごいと思う。