- 作者: 石上智康,東日本大震災の被災地の子どもたち,ミヤザキケンスケ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/08/09
- メディア: 単行本
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東日本大震災のあと、書いた詩を集めてある。
とてもわかりやすい言葉で、仏教の教えについて述べてあった。
合間に、被災地の小学生の絵の写真がおさめられていた。
「執(とら)われは全て根無し草」
「生きていくそのままが生かされている私」
「変化こそが生命の真の姿」
「限りない欲望と限りある知恵」
「この命は私のものではなく、私を超えている「自然」(じねん)の中のあずかりもの」
「縁起・空・自然なる 障りのない 無量の寿(いのち)に み仏に 頭を垂れる」
などの言葉が、心に響いた。
相田みつおさんの、
「損か得か 人間のものさし
嘘か真か 仏様のものさし」
という言葉や、有福の善太郎さんの、
「ご恩をこうむりながら 懈怠(なま)けてくらすことのあさましさ」
という言葉も、心に響いた。
震災を機に、命を見つめ直し、なんらかの仏教などの事柄に関心を持った人も多いかもしれない。
この本はとてもわかりやすく、多くの人にとって癒しになる一冊なのではないかと思う。