林英恵 「それでもあきらめない」

それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと

それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと

たまたま手にとったら、とても良い本だった。
ちょうど落ち込んでいた時に手にし、とても助けられた。


著者の方は、ハーバードに行くまでは、就職試験も落ち続け、とても落ち込んでいたらしい。
また、正職としてのキャリアもあまりなく、英語もよくわからない状態でハーバードに行ったので、とても不安があったそうだ。


しかし、ハーバードで出会った人々の、前向きな言葉の数々に、大きく目を開かれたそうである。


「選ばれなかった人は、他の道に選ばれている。」


「あなたこそが、その貴重な少数派としての経験をもとに、世界を変えることができる。」


「自分の人生においては自分が主人公なのだから、胸を張って生きなさい。」


などなどの言葉は、なるほど〜っととても感銘を受けた。


Identify personal passion and priorities.


Make a differnce.


Evertything has a reason.


Keep integrity.


Life is full with unexpected joys.


などなどの言葉は、私も口ぐせにしようと思った。


会議は質問はてぶらでいってはだめで、その三十分のために膨大な事前の準備をしていくこと。
否定語を使わず、エモーショナルコストをなるべく生じさせないこと。


大好きな人と共に楽しむこと。


奇跡は起こそうと思って起こせるものではなく、起こるに値する人間として用意ができたときに舞い込んでくるもの。
その用意とは、たゆまぬ学びや努力によって得られるもの。


などなども、本当に大切な智慧だなぁと思った。


私のように、ハーバードとは直接縁のない人間にも、そこで学ぶ智慧をこのようにふんだんに分けてもらって、ありがたい本だった。


今落ち込んでいる人は、特に励まされる本だと思う。
すばらしい一冊だった。